告白 (双葉文庫)
2009年本屋大賞1位をとった作品。
中学生の揺れ動く倫理観と、母親の復讐心が
章ごとに人がかわり1人称でうまく描かれています。
ミステリー本として読めば、おもしろく、
会社の通勤時間で2日で読めました。
ただ、感情移入して読んでしまうと
気分を害す人もいるかもしれません。
amazonのレビューを見ていると賛否両論ですが、
僕は単純に 熱中して読めたので、オススメです。
ポール・ランド、デザインの授業
IBMのロゴを作ったことでも有名なポール・ランドが学生たちにデザインとは何か?ということを授業で説いている本です。ページ数は少ないですが、デザイナーの僕にとっては内容は濃かったです。
あらためてデザイナーとして姿勢を正されました。ある程度仕事をこなしていくと、深く考えなくてもそれなりのデザインができてしまいます。これはとても危険なことですし、デザイナーという職種も疑われてしまいます。日々、デザイナーの葛藤で予算的な壁や膨大な仕事量がありすが、これくらいでいいやと仕事を投げずに、深くデザインを熟考することで、世の中に対してデザインの価値を高められるのではないでしょうか。
おしゃべりなデザイン―ニッポンのクリエイター12人のインタビュー集
田村 十七男
やはりデザインってひと口で言ってもいろんな解釈がある。
この本書に出てくるクリエイターは業界でも最前線を走っている人達だけど、
デザインについて語ると対立する意見もある。そこがおもしろい。
読んだ人が自分に合っている意見を取り入れれば良いと思う。
僕もデザインは人と人を繋ぐコミュニケーションツールのひとつで、
人・社会をハッピーにするものではないといけないと思う。
この本の中でも喜多さんが言ってたけど。
家具・家電なら、もちろん使う時は使いやすい・便利、使わない時でも
見てるだけで美しさ、愛らしさが伝わってくるデザインが好きなんだなぁ。
書かれている文章はインタビュー形式で書かれているのでライブ感があり、
その人の人柄がチラリと見える。楽しい対談を聞いているようでした。
装丁はアートディレクション:佐野研二郎

座右のニーチェ
齋藤孝
ニーチェ「ツァラトゥストラ」で書かれている言葉を齋藤氏が現代に合わして解釈し、説明しています。哲学書を読むと思うとしんどいですが、齋藤氏が平易な言葉で説明してくれているので、理解しやすく、すぐに読めました。 Read the rest of this entry »
色の新しい捉え方 (光文社新書 355)
南雲治嘉
色の本質を脳科学・歴史から正しく認識し、色を正しく使うコツが書かれています。 Read the rest of this entry »
私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))
齋藤孝 梅田望夫
1週間に1冊本を読むと決めていましたが、2週間かかっています。。。。。 Read the rest of this entry »
ガウディの伝言 (光文社新書)
外尾 悦郎
サグラダ・ファミリアの建設に携わっている主任彫刻家外尾 悦郎から見たガウディについて書かれています。僕がサグラダ・ファミリアを見たのは2年前。あの時の感動は忘れられません。当時の感動を思い出しつつ読みました。ガウディの建築に対する考え方、どんなにサグラダ・ファミリアを愛し、情熱をそそいでたかがわかります。建設に携わる彫刻家からガウディを語るので、言葉一つ一つに説得力があり、とてもガウディを知る上で参考になりました。サグラダ・ファミリアだけでなくカサ・ミラやグエル公園などガウディの他の作品も書かれているので、バルセロナに行く前には読むのをおすすめします。サグラダ・ファミリアは是非、実物を見て欲しいと思います。ほんとに感動する作品を見ると言葉で言い表せないものですね。僕が生きているうちに完成すれば、必ず見に行きます。

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書 い 4-1)
伊藤 真
題名とおり「続ける力」を持続させるにはどうしたらよいかが語られています。「継続は力なり」という格言は誰もが知っている言葉ですが、実際できていないと思う人は私も含めて多くいるのではないでしょうか。特に驚かされることは書かれていませんでしたが、勉強・仕事ともに行かせる教訓が多くあり、私自身、当たり前のことができていないことがわかり参考になりました。しかし、後半部分は著者の人生を元に続ける力について語られ、やや漠然とした話が長く、少し読み流してしまいました。以下、気のなった言葉を引用。
「モチベーションの下げ幅をできるだけ小さくすること」
「簡単なことより、少し難しいことに取り組む」
「他人と比べない」
「時間はつくるものでなく見つけるもの」

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
梅田 望夫
良い本を読みました。「ウェブ進化論」と対になる本です。ウェブ業界の話を例に出して説明していますが、ウェブの仕事に関わっていない人にも「仕事」についての考え方はとても参考になると思います。
このウェブ時代にどういった考えを持って仕事に取組み、ネットを利用するのが良いのかがとてもわかりやすい文章で書かれています。「好き」を仕事にする、「好き」を探す努力をする、そのための手段の一つとしてネットを活用する。ウェブ時代に生きるヒントがたくさんあり、参考になりました。
また、仕事の善し悪しを社会にせいにするのではなく、一人一人がどう考えて行動すべきなのか?と個人に焦点をあてて書かれていることにとても共感できました。
なぜデザインなのか。
原 研哉/阿部 雅世
原 研哉と阿部 雅世がデザインについて対談した内容の本。話言葉で書かれているためか、言葉がすんなり頭に入ってくる。「デザインする」ってことは本来、こういことなんだとあらためて理解できた。現代の日本では「デザインケータイ」など変な言葉が使われている。「デザイン」が理解されていない証拠なんだとおもう。読み終わって、自分がデザインに携わる仕事をしていてほんとによかったと思った。腕は三流だが。。。デザインを携えて生きていく人でありたい。デザイナーだけじゃなく、「デザイン」って何?と思った人には是非読んで欲しい。
漂流教室の完全復刻版。ついに3巻そろった。1月1日に配送されてきた。日本って働きものだなぁ。
装丁は少々やりすぎだが、181枚ものカットが復活され掲載されているのはファンにはたまらない。この作品は僕の人生の中でおもしろい漫画第一位なのだ。そういえば「人志松本のすべらない話」でチラっと楳図かずおが映ってたなぁ。ちょっとびっくり。
漂流教室 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)
資生堂ブランド
川島蓉子
「TSUBAKI」や「マキアージュ」などの最近の資生堂の広告戦略から会社の歴史など資生堂のブランド線戦略について書かれいる。難しい言葉も少なくさらさら読めた。文化という経営資産を提唱した資生堂の企業姿勢がよくわかり、あらためて企業ブランドについて考えさせらる本である。
2010年の広告会社―革新のみが成功を約束する
植田 正也
著者は10年後には80%の広告会社が消滅すると広告会社経営者・広告マンに警告している。そのためには革新が必要で、現状の広告の問題点から変革の指針まで詳しく書かれている。デザイナーの僕には難しい話も多々あったが、クロスメディア、メディアニュートラル、バイラルマーケティングなど一度は聞いたことがある用語の必要性が書かれているので参考になった。
ただ、良い例として電通の名前がかなり出てくるのが気になった。中堅の広告会社は評価がかなり低い。。。もう少し中堅の広告会社の良い点も知りたかった。
著者の広告に対する熱意が伝わってくる本。広告関係者は一度目を通してみては。
ブランドのデザイン
川島 蓉子
「伊右衛門」×永井一史
「ウーロン茶」×安藤隆・葛西薫
「キューピーマヨネーズ」×秋山晶
「キューピーハーフ」×服部一成
「マジョリカマジョルカ」・
「クレ・ド・ポー ボーテ」×山形季央
「無印良品」×原研哉・深澤直人
以上の仕事を通してブランドとデザインのかかわりをまとめてある。広告業界にいる人ならブレーンや広告批評で仕事の内容を一度は読んだことのあるブランドばかり。これらをファッションの視点からも分析しているのもおもしろい。最後にクリエイターのコメントがまとめてある。広告対する姿勢でためになる言葉ばかりあり、襟を正された。ブランドの確立の難しさと大切さをあらためて考えさせられる本である。
また、本では大企業の仕事ばかりだが、僕が仕事をしている中小企業レベルに置き換えるとどうなるか?予算や期間など制約が多くなり会社のブランドをおろそかになりがちだが、基本的には何も変わらない。クライアントの商品への想いや志を組みとり、付加価値やよりよいコミュニケーションツールを作り上げて行くことを常に意識しないといけない。そうすることで仕事のクオリティが上がり、社会にも自分にも良いものができあがると思う。「全力を出すこと」常に意識して仕事に取り組みたい。
パッチ・アダムスと夢の病院―患者のための真実の医療を探し求めて
パッチ アダムス
ロビン・ウィリアムス主演の「パッチアダムス」の原作。この本を読んで、パッチ・アダムスの想像力と行動力に心を打たれた。この本ではアメリカの医療制度や医療現場の現状について問題提議されており、ゲズンハイト・インスティテュートという医療費を請求せず、ユーモアを交え患者を心も体も健康にする病院の設立を目指している。この大きな夢は並大抵のものではないが、パッチ・アダムスは何十年もかけて実現しようとしている。その行動力には見習う点がいっぱいだ。
医療問題はアメリカだけでなく日本も当然ある。ドクハラやお金主義によって、心ない医療を受けた人も多いと思う。パッチは医者は医療行為をビジネスではなくサービスと考えるべきであり、医療行為の報いは人に尽くすことによって、喜びを得て自分自身を再発見できる喜びであると言っている。この考え方の医者が増えれば、安心して医療を受けることができ、心から医者と向き合えるだろう。
またボランティアの考え方も変わった。ボランティアとは人に尽くす行為によって、自分自身を高めて行く行為であるとわかった。僕もデザイナーとして1人の人間として何ができるか考えていきたい。
医療関係者、病気で悩んでる人々、一般の人々にも一度は読んでもらいたい本である。パッチのユーモアや考え方に力をもらえるはず。
第三の眼―デジタル時代の想像力
港 千尋
第一章 知識の扉
第二章 透かし小史
第三章 デジタル・イメージとは何か
第四章 デッサンという旅
第五章 眼のなかの虹
第六章 日常の考古学
第七章 記憶の縫いかた
第八章 第三の眼
久しぶりに学術的な本を読んだ。この本は、「見る」という人間の基本的な行動を絵画・考古学・デザイン・写真・科学・アートなどいろんな分野から分析されている。少し専門用語があってわかりにくい所もあるが、内容が濃くておもしろい。行間も大きく、興味のある分野なのでスラスラと読めた。
この本を読んで、僕はあらためて「見る」という日々当たり前の行動を考え直した。今日、いろんなものがデジタル化していく中で、たくさんのモノを見ることができるが、情報が多いため一回見ると終わりでもう見ないことが多い。そうではなく、たまには一つのものをしっかり見てみよう。例えば、落ちている葉っぱを拾ってよく見る。細かい模様の緻密さに気づき、勝手な先入観を振り払ってくれる。この感覚は大事にしていこうと思う。
デザイン・絵・写真に関わってる人たちには、この本を読むと「見る」ということを考えるいい機会になり、絵的に悩んでる人には壁を超えるきっかけをあたえてくる本だと思う。
Webマーケティングの入門教科書―高い成果を生み出すためのマーケティング/広告/プロモーションの手法とは
1…これからのWebマーケティングの方向性とは
2…インターネット広告
3…メールマーケティング
4…ブログ、コミュニティ、モバイルマーケティング
5…SEM(検索エンジンマーケティング)
6…アクセス解析
デザイナーの観点から感想を書きます。
●装丁・デザイン
表紙も中ページも2色刷りをうまく使いすっきりとしたレイアウトで読みやすいです。難解な所は図解で説明してあるのでわかりやすい。しかし、文字はベタ打ちなのでしょうがないですが、最後の行が1、2文字残るのが結構あったので、目につきました。コピーを調整すれば、かなり減ると思います。あとは行間の使い方が少し雑でした。
●内容
一言で言えば、まさに入門書でした。前半部分はWebに携わった人なら聞いた事があることばかりで少し物足りなさを感じましたが、基本は再認識できました。後半部分のSEMとアクセス解析は詳しく実践的に書いてあるので勉強になりました。いろんなWebツールや使用例のアドレスが載ってるので、それを見ながら読むとわかりやすいです。
●総評
HPは見るだけで、作るのも運用するのも初めて人が、企業のWEB担当者に任命された時には最適の本だと思います。WEBディレクターには少し物足りないかもしれませんが、もう一度HPの運用の基本を押さえたい人には最適です。値段が少し高い気がしますが、文章も難しくなく一気に読めました。しかし、2005年12月24日初版発行なので、あと1年もしたら古くなりそうです。
金持ち父さん貧乏父さん
【著者】ロバート キヨサキ 白根 美保子
何年か前に日本でもベストセラーになり、かなり売れたそうです。金持ちになるにはどうしたらよいか?という疑問に、具体的な行動でなくお金に対する考え方をどう変えていくかが書かれています。二人のお父さんの対立する意見を交えながら、お金持ちのお金対する考え方をわかりやすく説明してある。とても興味のある話が多かったので、お金に対する考え方を変えていこうと思った。まぁ、すぐに株や不動産売買に手を出すわけはありませんが。。。。。まずは勉強する事です。
気になった点は中流階級以下の人々(自社の従業員も含む)が自分の家を買い、日々ローンや生活のためだけに働いて事をあからさまにバカにしている文章は少し不愉快でした。会社の社長が従業員をあまりにも下に見ていると思ったからです。
●本の中で面白かった小話
ケンタッキーのカーネルサンダースは66歳になってから事業に失敗し、生活保護を受けていた。それでも生活が苦しかったのでフライドチキンの作り方を企業に売り歩き、1009回程断れるが1010回目の売れ、その後の会社の拡大は知っての通りである。彼は「勇気と根気」を持っていた。

